ひとたび歯車が狂うと ・・・・

体を壊すと見えるものがある

体を壊したことがありますか?
世の中に対する見方が、がらりと変ってきます。ごく当たり前だと思っていたことが、実は極めて不安定なバランスの上に成り立っていることを知ります。
 
例えば幸田は、以前他社に毎日通勤していた際、足を骨折しました。
もの凄く苦労しました。一人暮らしなので、何もできなくなるんですよね。

電車とバスを乗り継いで、片道1時間弱の通勤でした。
駅のすぐ裏に住んでいましたので、徒歩2分の距離です。
一旦電車に乗ってしまえば、降車駅の目の前にバス停があります。そこからバスに乗ってしまえば、勤務先は降車バス停から徒歩1分なのです。アクセスには恵まれていました。
が、駅までのわずか2分の距離すら、松葉杖をついても歩けないんです。
 
泣く泣く、1ヶ月以上マイカー通勤でした。
スポーツ車の固いクラッチを、ギブスをつけた足で懸命に踏みつつ、通いました。猛烈に痛いんですけど、仕方がありません。一人暮らしで、誰も送迎してくれませんから。
骨折中の臨時出費はこの通勤費用だけでも、ガソリン代高速代に駐車場代計5万円強。痛い出費でした。
 
 

誰もアナタを守れない

通勤だけでも相当な苦労を強いられました。不自由は、その他生活全般にわたります。
たかが足の骨折でも、苦労するのです。普段無造作にこなしているあらゆる行動に、全て制限がかかってしまいます。あるいは全く出来なくなってしまうのです。
これが何ヶ月も、いや何年も働けなくなるような状況に陥ったら、どうなるでしょう。想像しただけで恐ろしくなります。
 
ひとたび歯車が狂うと、生活の基盤はあっけないほど脆く、崩れます
 
保険があるじゃないか、休業補償だって付くし・・・・、と思われるかもしれません。
いよいよいざとなれば、自治体の生活保護だって・・・・、と。
 
しかし実際に歯車が狂ってみると、わかります。お金だけの問題ではありません。
大金があるとか多くの資産があるならともかく、1日数千円そこらの補償ではどうなるものでもありません。
 
 

勿論会社もアナタを守らない

一番悲惨だと幸田が感じるのは、会社のために身を粉にして働いて体を壊し、会社から見捨てられるケースです。
 
忙しいから仕方ない、と滅私奉公し病気になりダウンする人がいます。日本人は教育による洗脳が効き過ぎて、そういう自滅型の人がたくさんいます。
で、いざ病気になると、小さな企業なら大抵解雇です。
いや、本来解雇は認められませんが、小さな企業に故障者を抱えるような力はないので、いろいろな理由をつけて解雇するか、または退職に追いやります。それが現実です。

 
大きな企業でも、故障者はやはり厄介者扱いですね。会社のために頑張った結果にも関わらず、休職し減給というのは、当人からすれば納得いかないでしょう。
 
まあ、まだ減給に関してはやむを得ません。
許せないのは、復帰しても居場所がなくなったり仕事を取り上げられたり、と嫌がらせにあうケースです。暗に会社を辞めろと言ってるわけです。