ダイエットと血糖改善「常識のウソ」 - その2


 
その1より続きます。
 
折から、糖質制限による糖尿治療とダイエットを実践していたノンフィクション作家、桐山秀樹氏が亡くなったということで、話題になっています。

【zakzak by 夕刊フジ】 2016/02/16
“桐山秀樹さんの急死で波紋 「糖質制限ダイエット」専門家はリスク指摘”

http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160216/dms1602161900014-n1.htm

 
この記事には敢えて書かれていないようですが(笑)、直前の過労が祟っての心不全、のようです。糖質制限のせいだ、というのは極めてこじつけっぽいです。

糖質制限の研究には長い歴史があり、最近になってようやく市民権を得るに至りました。
21世紀に入り、欧米を中心に大規模な調査、検証が為され、例えばアメリカでは、
「糖質制限を1年続けても問題ない」
との学会の結論が下されました。さらには1年が2年に伸び、現在では、
「それ以上の長期にわたって実施しても大丈夫っぽい」
との結果が出揃いつつあります。
 
言い換えると、
「糖質制限は危険」
というエビデンス(証拠)が見当たらないのです。驚くべきことに、インチキ近代栄養学に基づく、
「炭水化物、脂質、たんぱく質等をバランスよく食べろ」
という教えは、なんと全く根拠がなかったのです。
 
前出の記事では、エラい学者先生のコメントとして、
「脳の活動を維持する栄養素となっているのがブドウ糖で、私たちは砂糖などを通じて摂取している。それを取らないということが『体にいい』とはいえない」
などと古臭い否定意見が書かれています。しかし今日では、
「肝臓が脂肪酸を燃焼させて作る『ケトン体』も、脳の栄養となる。必ずしもブドウ糖を要するわけではない」
と判明しています。エラい学者先生のコメントはまさに「常識のウソ」なのです。
 
 
 

利権を死守したい人々が存在する

要するに、医学会は食料生産団体、食品メーカー、医薬品メーカーなどの利権を背負っています。彼らにスポンサードされ、彼らの巨大な利益を支えています。
 
糖質制限メソッドがダイエットや糖尿治療の決定打として、日本でも市民権を得てしまうと、多くの人々が炭水化物の摂取を控えるようになります。食料生産団体や食品メーカーは大打撃を受けます。糖尿患者が減少し、医薬品メーカーや医者自身も大打撃を受けます。
 
ですから桐山氏の訃報にここぞとばかり(失礼)、マスコミを使って大々的に「糖質制限バッシング」を行っているわけです。
 
死因と糖質制限の因果関係も極めて怪しい。反論コメントも陳腐。にも関わらずマスコミが大々的に騒ぐその背景には、「利権の死守」という目的があることを読み取って頂きたいと思います。
 
繰り返しますが、欧米では既に糖質制限メソッドが市民権を得ています。日本ではまだ、そういった情報の認知度が低いようです。
ですから日本の医学会にとっては今こそ、「最後のあがきどころ」というわけです。
「何でも良いから、材料さえあれば糖質制限のネガティブキャンペーンを張りたい」
という必死の意図が、今回のマスコミ報道に透けて見えます。
 
 
 

ヒトの主食は炭水化物ではなく「動物性たんぱく」

歴史マニアの幸田もうっかり失念していましたが、500万年という人類の歴史において、ヒトは主に肉や魚貝類を食べていました。
米や麦、コーンなどを主食とするようになったのは、500万年のうち直近のわずか数千年、つまり農耕開始以降のことだ、と考古学の成果から判明しています。
 
穀物は、炭水化物は、ヒトにとって本来非常食に過ぎなかったわけです。食事における炭水化物摂取のウェイトが大きくなったのは、ここ千年位の話です。
「本来非常食に過ぎない穀物、すなわち炭水化物を摂り過ぎるからこそ、肥満や高血糖といった問題が生じる」
のです。動物性タンパクを主たる栄養源とするヒトの体が、まだ非常食たる炭水化物の大量摂取に充分適応できていない、ということです。
 
ちなみに、縄文人は極めて食糧事情に恵まれていたようですが、実は野菜すらほとんど摂取していないことが推測されます。
というのは日本固有の野菜が見つかっていません。今日日本で栽培されている野菜は全て、後の時代に他国から入ってきたものばかりです。
 
そう考えると、
「何でもバランスよく食べろ」
という医者や栄養士の教えが、いかにインチキ臭いかよく解ります。