金持ち父さん 貧乏父さん(ロバート・キヨサキ著)

2013/03/10「金持ち父さん」シリーズを読む

ロバート・キヨサキ氏が本書にて説く、2つ目の大きな柱。
「ファイナンシャル・リテラシー、つまりお金に関する基礎的スキルを、本来誰もが習得すべきである
というものです。
これは必須スキルであってしかるべき、と氏は主張します。
「ところが、それを誰も教えてくれない。もちろん義務教育カリキュラムには存在しない」
と。なるほど。
 
ファイナンシャル・リテラシーのメインは、資産、負債の概念のようです。
 
確かに文字通り、「資を産むモノ」が資産です。自ら汗水たらしてお金を稼がなくても、勝手に資を産むモノがあるわけです。
逆に言えば、たとえ既存の定義では資産の範疇にあるものでも、資を産まないなら資産ではないそうです。
 
そして自らの労働量という枠を超えて、資産に勝手に稼いでもらう構図を作り上げることが、金持ちになる方法だというのです。これが3つ目の柱です。
まさに目からウロコでした。

  • 金持ちになるための道を選択しなさい
  • ファイナンシャル・リテラシーを習得しなさい
  • それを駆使して資産を増やしなさい

というわけです。
 
どうでしょうか。
実に明快だ、と幸田は感じました。
 
幸田は十数年前、起業という道を選びました。結果は芳しくないものの、決して間違ってはいなかったと思います。
虚弱なので、
「体力に頼らず、体力がなくても稼げる方法を考えるべきだ」
と思いました。それも正しいと思います。
 
ところが、そこから先の絵を描けなかったんですよね。
本書を読んだ今なら、その原因がわかります。ファイナンシャル・リテラシーを持ち合わせていなかったからです。
その結果、資を産むモノ、資を産むシカケを少しずつ増やしていくという、言われてみれば実に単純明快なセオリーを知りませんでした。アタマも悪いので自力でセオリーを導き出すことができませんでした(^^;
 
最近になってようやく、この本に出会い、非常にたくさんの貴重なことに気付かせられたのです。
そして新たな絵を、いろいろと描けるようになったと感じます。本書にもの凄く感謝しています。
 
これはおそらく、多くの方々にとっても実りある本だと想像します。

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