日本国憲法を「会社」に例えると・・・・

  • 会社なら、やっぱ社長が一番エラいわけじゃん。
  • いや、でも社長って従業員に給料払わんといかんよね。ホントに一番エラいの?
  • もし従業員が働かんかったら、どうなる?

 
会社を想像して下さい。
ヤマダ氏はこの度、会社を設立して10人の従業員を雇いました。社長はヤマダさんです。
会社という組織においては、社長が一番エラい筈です。そりゃもう、小学生でも知ってます(笑)

従業員の雇用契約に、
「会社は毎月10日に、従業員に対し契約に定める額の給与を支払う」
と書かれています。ですからヤマダ社長は必ず、従業員に対しお金を払います。
 
しかしうっかり、就業規則に、
「従業員は、社長の指示に従い、与えられた業務を期日までに遂行しなければならない」
といったルールを書き忘れたら、どうなるでしょうか。そして、
「従業員が社長の指示に従わない場合は、減給や解雇等の処分を行うことができる」
といったルールを書き忘れたら、どうなるでしょうか。
 
ヤマダ社長が、いくら彼らに対し、
「ちゃんと働かんかい!!」
と言っても、彼らは椅子にふんぞり返って何もしない(笑) みんなでテレビでも視ながら世間話。いや出勤すらせずサボり放題。でも毎月必ず、大威張りで給料を満額受け取る(^^;
 
それでもヤマダ社長は、ただひたすら、毎月半ベソかきながら給料だけを支払い続ける。だってうっかり、社長の権利も従業員の義務も書き忘れてますから、どうにも仕方ないですよね。
 
これでは一体、誰が一番エラいんだかわかりません。
就業規則の欠陥により、社長が一番エラいという事実は名目に過ぎず、実質的には立場が逆転しています。
 
これがまさに、日本国憲法なのです。前節にて解説した話は、まさにこういうことです。
 
一番エラい筈の私達国民には、「納税の義務」があるため、ひたすらお金だけ払い続ける。
しかし政府には、私達国民に対する義務規定が書かれていないため、好き勝手やりたい放題。かといって私達国民の側には、政府に対し何の権利も書かれていないため、「改善しろ」とも「辞めろ」とも言えない。
 
国民主権は、実質骨抜きにされています。つまり、哀れなヤマダ社長状態です。
 
私達は子供の頃から学校で、
「日本国憲法は世界に誇るべき素晴らしい憲法だ」
と習いますが、実は素晴らしいどころか「とんだ欠陥憲法」に過ぎないのです。
 
この稿を書いている2017年秋現在、にわかに憲法改正が現実味を帯びてきました。
憲法を改正するなら、実はこのようなインチキ、欠陥に目を向け、最優先で議論をしなければならないのです。
 
しかし実際の状況はどうでしょうか。
昔も今も、憲法改正と言えば「第九条」の議論ばかり。
このような「重大な欠陥」「イカサマのカラクリ」には、全く目を向けない。・・・・
 
実にマヌケな話だと指摘せざるを得ません。