「国際連合」の誤訳を使い続けることの意味

2013/01/24

そういえば3年ばかし前、行きつけの飲み屋で中国人留学生の女のコが言ってましたっけ。
「聨合国」
と。
 
そうなんです。日本人が使う「国際連合」という言葉。あれは誤訳です。日本国民を欺く、意図的誤訳です。
 
第二次世界大戦において勝利者となった、あの「聨合国」です。
「国際連合」の名称から何となく想像するような、国際的に公平、中立な機関では断じてありません。それどころか戦勝国側が、自らの利益を守るべく戦後体制を維持しようというスキームです。

日本が旧戦敗国として、公平、中立を求め国益を希求しようと思えば、安保理常任理事国入りを目指すという従来の戦略は見当違いだと思うんですよね。
逆に戦勝国側の特権たる、安保理常任理事国という肩書き、システムを撤廃するよう、求めていくのが筋だと幸田は考えます。
 
旧戦敗国たる日本が、百数十カ国の加盟国を差し置いて戦勝国特権を得るというのは、常識的に考えればそもそも不自然で、極めて難しいはずです。
それよりも正論と数を頼みに、安保理常任理事国システムの撤廃を訴える方が、まだ多少は成算があると思われます。かつ、遅かれ早かれそういう働きかけが為されるべきなのです。
 
そうそう。
先日総務相を退官した幸田の親戚の方が、地域振興勉強会の席でこう解説していました。
「国連機関において必要とされる日本人職員の数が、全然足りない」
と。
 
日本が国際的地位、利益を主張していくためには、二百数十名の職員が必要なのだそうです。ところがその3分の1以下の、六十数名しかいないのだとか。
韓国や中国は言うに及ばず、途上国などは優秀な人材をたくさん送り込み、相当な努力をしているそうです。
日本もまた、そうでなければならないのです。
 
世界は戦後体制のまま。
そんな中で、日本も戦後の意識のまま。
自らの意識を変革し、新たな立ち位置を探し、積極的に国益を追求していこうなどとは、全く考えていないようです。
 
そこに、「幸と富が減少する社会」の本質が見えます。