為替介入は誰の利益に? そもそも妥当な措置ですか?

2013/01/23

どこぞの経済オンチの首相や財務省が、
「急激な円高には断固たる措置をとる」
なんて言ってますけどね。
どうなんでしょうねえ。
 
合理的期待仮説、といいます。
簡単に言えば、価格は自然と「より妥当な価格」に落ち着く、という考え方です。
市場にはいろいろな考え方、思惑を持った人々がたくさんいるわけですが、そういった意識の綱引きの結果、相場はいずれ自然と妥当な価格に収束するんです。

どの相場でも大抵そうですが、
「今の価格は間違っている。もっと高くなきゃおかしい、低くなきゃおかしい」
という、いわゆる固定観念を持っちゃダメなんですよね。
 
それが正しい、と誰が言えますか? 結局、市場参加者の意思によって自然と導き出された価格が、客観的に見て一番正しいと理解すべきなんです。
これこそが合理的期待仮説の考え方です。
 
翻って考えると、今の円ドル為替水準は、自然と導き出された価格なんです。客観的に見て最も妥当と思われる価格なんです。
それを、経済オンチの政治家が、
「おかしい。間違ってる。高すぎる」
と仰る。ちゃんちゃらおかしいわけですよ。
 
円売り介入なんて、正に愚の骨頂です。
政府日銀が何兆円も投入すると、一瞬で大きく円安に振れます。途端に待ってましたとばかり、市場参加者が一斉に売り叩く。
当然です。合理的期待仮説に則った、意識、行動が一斉に生じます。
かくして介入後30分で、下落分の半分を戻します。遅くとも翌日には完全に、介入前の価格に戻ります。