格差に真っ向勝負を挑みたくなる本 「格差の壁をぶっ壊す!」 堀江貴文著

2013/01/23休日は読書三昧

格差の壁をぶっ壊す!
堀江貴文著

 

 
堀江氏がライブドアを買収して、破竹の快進撃を始めた頃というのは、私は氏に対し何の興味も持ちませんでした。
不覚ですね。やっと昨年頃から氏の著書を読み始めました。
同世代のせいか、考えの似通っているところが非常に多いです。

まさに堀江氏の仰る通りで、格差というのはあって当然だと思います。ハナっから格差を否定する論調がありますが、極めて不自然です。
格差の存在をあるがままに受け止めた上で、各個人でどう向き合うか判断すれば良いだけの話です。
真っ向から壁と格闘し、よじ登るもよし。大した問題じゃない、と放置するもよし。
 
格差にどう対応するかは、各個人の自由なんですよね。
そして個人の努力で克服できない格差というのは、ほとんど存在しないと、堀江氏は主張します。私も、概ねその通りだと思います。
 
一番ダメなのが、何の努力もしないまま、格差を否定し続けることですね。
ひたすらひがみの感情のみ持続させる。
最悪、一時的に両親にメシを食わせて貰うなり、生活保護を受けるなりしてもいい。でもそのどん底から、己の力を信じ、己の力で人生を切り拓く。その後で、世話になった周囲に報いればいい。そういう自活的とでも言うべき人生観だとかバイタリティが、現代の日本人から失われている、と感じるのです。ひがみばかりを増大させて。・・・・
 
常々そう考えているのですが、堀江氏も全く同じことを述べています。
 
「今、人に『助けてくれ』と伝えられない人が多いように感じる」
という主張にも、いろいろ考えさせられました。
 
戦後、良い時代が続いたため、全ての人々の「経済的自立」という考えが、いわば常識化しているんですね。

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