【仮想通貨】麻生大臣「汗もかいていない儲けを優遇するのは、国民感情的にどうか」
だから江戸時代は260年も持続し得た
学校のインチキ歴史授業では、例えば「慶安の御触書」を取り上げ、
「徳川幕府は庶民を搾取していた」
などと教えます。
これもまた、大ウソですからね。
「慶安の御触書」は、幕府が発布したわけではありません。
しかもその背景には、江戸時代初期の「島原の乱」等といった、ややこしい世相がありました。再び乱世に戻さないよう、世を引き締める意味合いがあり、決して庶民を搾取する意図で発布されたのではないのです。
「貨幣経済発達の流れに逆行し、いつまでも農業経済を維持し続けた。だから社会が疲弊した」
などとネガティブに教わりますが、これまた大いなるインチキです。今日の自由主義経済思想に毒され、本質を見誤っていると言えます。
もしくはモラルなき自由主義経済思想を肯定したいがために、江戸時代をディスっているだけです。
徳川幕府は長年、優秀な為政者や学者によって様々な経済システムが検討され、さんざん試行錯誤した挙げ句、あのような農業経済社会を構築したのです。
江戸時代は乱世と決別し、秩序ある平和な社会の維持に成功しました。その結果、この狭い島国に大人口を抱える状況となりました。
しかし当時の地球環境はミニ氷河期にあたり、幾度も大飢饉に悩まされました。
それを克服し、安定した社会を維持するためには、農業振興を核とした経済社会を築くことが一番賢い選択だ……と気付いたに過ぎないのです。
まとめます。
要するに江戸時代が260年も持続し得たのは、極めて高度な社会思想に基づき、秩序だった平和な社会を維持する目的で政治が為されたからです。
鎖国政策をとり運良く平和な時代が続いたから、結果的に260年も持続したわけではありません。平和な社会を長く持続させるため、努力を重ねた結果なのです。
だからこそ税制も、今日の日本社会より遥かに倫理的でした。そこに、
「汗をかいて得た稼ぎを『儲け』と見做すような、インチキ」
は存在しませんでした。
不労所得?
逆の視点から、の話になります。
幸田はデイトレードもやりますが、あれはそもそも不労所得でしょうか?
つまり「汗もかかない儲け」でしょうか。
常々大いに疑問を抱いています。
そりゃまあ、腐るほど金があって、どう運用するか頭を悩ませているような方々にとっては、確かに、
「プロに運用を任せて得た、汗もかかない儲け」
でしょうね。
しかし幸田のように、わずかなタネ銭を、必死で知恵を絞って運用しショボい利益を上げているケースまで、「汗もかかない儲け」と見做されるのは、いかがなものか。……
それから幸田はPCのソフトウェアを開発しますし、ショボい本を書いたりします。
それらの売上まで不労所得とされます。「汗もかかない儲け」扱いです。
汗かいてますよ。健康を損ねてまで、苦労して作ってます。取材費その他、様々な経費もかけてます。
こうして得たわずかばかりの稼ぎ(儲けではない)が、不労所得ですか? おかしいですよね。
企業が新商品を開発し、幸い大ヒットしました。それを税務署は「不労所得」とみなし、ごっそりピンハネしますか!? あり得ないですよね。
労働だとか稼ぎだとか課税だとか、ひいては経済とは何か……といった事について、現代では議論が甘過ぎませんか!?
今回の麻生大臣の発言を見かけて、幸田はそんなことをあれこれ考えさせられました。
日本の社会思想に基づく新社会システムを目指すべし
麻生大臣は民間企業の社長を経験しており、政治家の中でも経済に明るい人、と言われています。しかしそんな人でも、実は何も解ってないじゃないか……と感じます。
いや、あるいは解っていてすっとぼけているのか。
いずれにせよ、日本の歴史に照らし合わせれば、現代日本社会は猛烈にインチキ臭いと言うより他ありません。
さっさとぶっ壊して、
「これぞ日本の社会思想だ」
と世界に誇れるような国にしたいものです。
折から、少子高齢化傾向が問題となっています。日本社会は危機的状況にあります。
それを打破するのも、実は古来より育まれた日本の社会システムだ、と幸田は考えます。
そもそも社会というのは、どういう局面にあっても持続可能なシステムであるべきなのです。
長い歴史の中では、少子高齢化局面というのは当然にして存在します。人口は、増える時もあり減る時もあるわけです。それでもなお、持続可能な社会システムとして設計されて然るべきなのです。
しかし現代日本社会は戦後、言わばドサクサに紛れてインチキシステムが構築されました。だから少子高齢化という傾向が発生した途端、早速ヤバい状態に陥っているわけです。
歴史を知り、現代社会を評価する。歴史を知り、現代社会における諸問題に対処する。
そのために私達は歴史を学ぶべきだ、と幸田は考えます。
戦後の負の資産を、大至急一掃すべき時期なのです。一刻も猶予はありません。
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