分割相続&核家族化の愚かさを思い知るべし ー 古代日本の先進的社会思想に学ぶ
そうそう。世襲制には、
「産業人口バランスを何世代にもわたって維持できる」
というメリットがあります。
今日、少子高齢化が大問題になっていますが、社会というものは本来、人口が増えることも減ることもあるんです。
そんな事が社会の持続性に影響するようではお話になりません。現代日本はそもそもの社会システム設計にバカげた欠陥があった……という事なのです。
学校の歴史の授業では、実はそういう事を学ばないといけないんですね。
歴史を学ぶ意義というのは、そういう事なんです。
また、その世襲制を支えるためにも、大家族制が採用されました。
核家族という「小集団」ではなく、大家族という「組織」です。何故なら小集団より組織の方が、より強靭ですから。
大家族だからこそ、働き手が何人もいますし、子育てや躾けを担う人間も複数いるわけです。
また、働き手が1人ふたり欠けてもどうにかしのげます。高齢者など非生産者が居ても、どうにか支える事が出来るわけです。
そういった大家族の長所を忘れ、日本は75年前、分割相続&核家族化へと舵を切りました。
確かに核家族は気楽で良いのですが、本来それではダメなんです。
いざという時、脆すぎるのです。自立できないのです。今まさに、それが明らかになっているのだと気付くべきです。
現代日本社会はこれで良いのか、という疑問を抱く機会があれば、是非歴史に目を向けて下さい。
実は日本の歴史及び社会思想こそが、現代日本社会が抱える諸問題を解決する処方箋なのです。
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