原発問題の行く末を占う - その5

2013/01/23原発・放射能問題

東北大震災があり福島第一原発が壊れてから、比較的早い段階だったと思います。東芝が、
「原発を廃炉解体するのに要する期間は、10年強」
と発表しました。
 
そんなに時間がかかるのか、というニュアンスで報じられていましたが、私は逆に「そんなに早く出来るのか」と驚きました。
なぜなら、爆発したチェルノブイリ4号炉は、25年経った今でも解体作業に着手できないんですよね。
なので、綻びた石棺を近々大規模補修せざるを得ないそうで。

本日(2011/10/27)の報道によると、原子力安全委員会の報告書に、
「使用済み核燃料プール内の燃料は2015年以降、原子炉内の溶融燃料は2022年以降、取り出し作業を始め、廃炉終了には30年以上を要する」
と盛り込まれたとのことです。
 
30年以上だそうですよ。
ほらやっぱり、と言いたいですね。
ちなみにその際発生するであろう、膨大な放射能汚染廃棄物を、どう処分するのかは全くもって見通しが立っていません。
 
それだけじゃないですね。30年後、東京電力が存在しているのか。
いや東京電力どころか、最終責任を担うはずの日本政府がまともに存在しているのか。それすら覚束ないですね(^^;
30年間、責任をもって廃炉作業を進められる主体が存在しているのか、極めて心もとない状況。寒気がします。

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