「スーパークールビズ」は日本を改善するチャンス

2013/01/23政治・経済

週末たまたまテレビを点けたら、NHKで妙な番組をやっていました。
男性が色々な格好で部屋に入ると、審査役の人がマルとバツの描かれたプレートを掲げるんです。
 
よくよく見ていると、今年は節電のためスーパークールビズということで、どんな服装がOKでどんな服装だとNGだか、わざわざテレビで特集をやっているんですよ。
今朝もたまたま、朝の情報番組で似たようなことをやっているのを見かけました。テレビ自体を滅多に見ない私が、2回も同様の特集を見たということは、おそらく色々な局が頻繁にやっているのでしょう。

小学校1年生ですか、と問いたくなります。国民総白痴化が進行していますね。
服装ぐらい、自分で判断できないんでしょうか。

 
無地のTシャツジーパンが「清潔感があるのでOK」で、無地のノースリーブ短パンが「NG。仕事に来てるんだから・・・・」という判断の理由がわかりません。
自分達が各々判断できないので、メディアが「権威的に」判断基準を示して差し上げる、ということでしょうか。実にバカバカしい。・・・・
 
日本人はどうやら、自ら問題意識を持つ、自ら判断し行動する、というオトナとして当たり前のことが、できなくなっているんですね。
服装なんて、何でもいいじゃないですか。
例えば各会社で、
「仕事のし易い服装。見苦しくない、清潔感のある服装」
といった具合に指針を示し、あとは各自の判断に委ねればいいはずなんですよね。
 
しょせん服装なんです。多少指針からはみ出していたとしても、重大な事故や問題が発生するわけじゃありません。
誰かに権威的に判断を下してもらい、それに基づいてやたらとルール化する。そしてルールに従わない者は疎外する。
 
そうです。自ら判断できなくなっている」だけでなく、「他人の判断を尊重する」という能力も失っている可能性があるんです。「自由」を自ら放棄しているんです。

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Posted by 幸田 蒼之助