地元財務事務所総務課長氏の講演を聴きました
地元法人会青年部の例会で、宮崎財務事務所総務課長氏の講演を聴きました。
昨年まで、みやこんじょ市の副市長を勤められた方だそうです。私と同い年で、幼馴染連中の同窓生なのだとか。
演題は「最近の経済情勢・財務状況等について」
いろいろと考えさせられ、大変勉強になりました。わずか1時間ではありましたが、充実した貴重な1時間でした。
頂いた資料にあらためて目を通すと、震災復興や原発関連予算は、
- 第一次補正予算 約4兆円
- 第二次補正予算 約2兆円
- その他今後5年間の予算
の3つをあわせ、計19兆円だそうです。
莫大な原発被害の対処を考えると、「桁を1つ間違ってませんか!?」と言いたくなりますね。
ただ政府の懐事情を考えれば、これが精一杯なのでしょう。それは我々素人でも想像はつきます。
しかもその半分の10兆円は、どうやって工面するか全く見通しが立っていないわけですよ。
そういう事情を考慮するとやはり、先日東大の児玉龍彦教授が国会にて訴えていた、現地の大規模除染を手始めとする復興事業なんて、到底実現不可能だと思うわけです。
もっと現実的な復興戦略をとるしかないはずだよなあ、とつくづく感じました。
もう1つ、気になったこと。
最近の経済情勢と銘打ちながら、経済構造に関する分析だとか、雇用情勢の分析が全くなかったんです。
本来そこがまず一番肝心だと思うのですが。・・・・
海外の経済情勢等も、相当に緊迫しているんですけど、全く触れられていません。
ディスカッション
コメント一覧
歴史的な国難の時。英知を結集し高度な国家戦略を!!
先ほど別ブログに、このような記事をアップした。
そして各省庁の縦割りを超越した、広く深く、かつ長いスパンでの経済戦略を政治レベルで策定し、それを各省庁に伝達して実務化する、という構図の必要性重要…