地元財務事務所総務課長氏の講演を聴きました
頂いた資料は、
- 内閣府の月例経済報告
- 全国財務局管内経済情勢報告(四半期ベース)
- 日銀の金融経済月報
- 日銀短観
- 内閣府の四半期GDP速報
といった極めて短い期間での景気予測を論じているだけでした。そこにちょっと違和感をおぼえました。
講演をされた総務課長氏が、個人的にまとめられた資料であれば、特に問題はありません。
ただ、財務省自体がこういった、短期間の景気予測だけを意識しながら財政を論じているのであれば、これは大問題ですよね。
「いやいや民間の経済構造だとか、雇用情勢に関しては、管轄外だ」
と言われれば、それまでかもしれません。経産省あたりが、
「それはこっちの管轄だから、財務省は口出しするな」
なんて言い出す構図になっているのかもしれません。
でも、もしそうだとすれば、それはそれで大問題ですね。
先に指摘したような要因をも考慮した、広く深い視点。そして中長期の視点をも加味した、経済戦略を立てた上での財政だと思うんです。
シンクタンクが一括して経済戦略を考え、それを内閣が吸い上げて検討し、財務省をはじめとする各省庁に伝達する。そして各省庁がそれを実務化する。概ねそういう構図であるべきだ、と考えるのですが、いかがでしょうか。
ディスカッション
コメント一覧
歴史的な国難の時。英知を結集し高度な国家戦略を!!
先ほど別ブログに、このような記事をアップした。
そして各省庁の縦割りを超越した、広く深く、かつ長いスパンでの経済戦略を政治レベルで策定し、それを各省庁に伝達して実務化する、という構図の必要性重要…