ホンマでっか!?(笑) 「労働時間を減らした方が、業績が上がる」 小室淑恵氏が語る「これからのワークライフバランス」

2015/06/03

なかなか面白い話でした。

【賢者の智慧(現代ビジネス)】 2014/05/30
“「労働時間を減らした方が、業績が上がる」 小室淑恵氏が語る「これからのワークライフバランス」”

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/39387



理路整然としていて説得力があり、非常に面白いと思いました。しかし問題はもっと大きいと思うんですよね。
 
講演者小室淑恵氏は、
「経営者は従業員に残業をさせないと『業績が落ちるんじゃないか? 不況下にあって、競争力を失うのではないか?』と不安になる」
と述べ、ここが問題の出発点だと分析しているようです。そして、
「むしろ残業をなくす方が、業績が上がる。かつ残業こそが、少子化の原因だ」
と指摘します。仰る通りですね。
 
仰る通りではありますが、各企業の業績が改善しても、残念ながら私達一般市民の富や幸福度は改善しないし、少子化も防げません。
 
幸田が常々書いていることですが、長時間労働の背景には、政官の失政により「国富がどんどん失われていく構造になっている」という本質的問題があります。
「日本国民の幸と富がダダ漏れ」の状態になっているわけです。私達一般市民、中小零細企業が一生懸命汗水たらして働いても、そこからたくさん巻き上げられるシステムになっているのです。
 
だからこそ従業員を減らし、長時間残業を強いてまで必死に稼がざるを得ない状況が存在します。仮に小室氏の仰るように、残業を廃して業績が多少向上しようと、その分さらに収奪されるという負のスパイラルになっています。これこそが問題の本質であり出発点です。
 
「ゾンビ企業をいつまでも存続させる政策をとり続けるせいで、生産力過剰状態が改まらないし、経済の新陳代謝も悪い」
といった問題なども存在します。これもまた政官の失政なのですが、そういったモロモロの要因が、まさに現在の悪しき状況をもたらしていると言えます。