NHK報道の印象操作にダマされるな!!

2015/11/22

【NHK NEWS WEB】 2015/11/19
“ロシア軍 ISの原油輸送車500台を破壊”

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151119/k10010311921000.html
 
シリアにある過激派組織IS=イスラミックステートの拠点に対して空爆を続けているロシア軍は、ISが資金源にしているとされる原油を積んだタンクローリーおよそ500台を破壊したことを明らかにしました。
これはロシア軍の参謀本部が18日に明らかにしたもので、シリア国内の過激派組織ISの支配地域で、この数日間に原油を積んだタンクローリーおよそ500台を空爆によって破壊したということです。タンクローリーはシリアでISが管理する油田からイラク領内にある石油精製施設へ向かう途中だったとしています。
ISは不法に石油を販売して資金源にしているとされており、ロシア軍は、これまでのように事前に定めた攻撃目標だけでなく飛行中にISのタンクローリーや石油施設を見つけた場合も空爆するとしています。
ロシア政府が先月、エジプトで起きた旅客機の墜落を爆弾テロと断定したことを受けて、ロシア軍はISに対する攻撃を一段と強化しており、今週末にもシリア沖に到着するフランス軍の空母との連携に向けて準備を進めているとしています。


NHK報道の怖いところは、民放のようにあからさまに偏った視点から報道するのではなく、あちこちに(特に締めのひとことに)さらっと印象操作を意図した文言を埋め込む点です。
あからさまに偏っていれば判り易いのですが、さらっと混ぜられるとうっかりノセられ、騙されてしまいます。テレビニュースなど、マスコミの主張を一方的受動的に取り込んでいると、本質を誤って理解することになります。
いわゆる、洗脳のリスクです。
 
引用文中、「ISは不法に石油を販売して」という箇所が、まさにそれです。
 
どうして「不法に」でしょうか。
なにをもって「不法に」と断定しているのでしょうか。その根拠が全く示されていません。
ここがマスコミ報道の怖いところです。
 
おそらくISは、真っ当な商取引の慣行に従って原油を提供し、それを欲する国々から真っ当な手続きにて代金を得ているはずです。
なぜなら、実際に不法な取引が行われていれば、鬼の首を獲ったかの如くそれが大々的に報じられるはずですから。
 
「ISは金だけ受け取って商品(原油)を受け渡さない」
というケースが発生すれば、これはまさに不法行為です。詐欺です。逆に言えば、それ以外は一切、不法ではありません。
しかし、
「ISが原油取引を巡って詐欺行為を行った」
という報道は全くありませんよね。ということは、
「力を持っている連中の一方的主張、洗脳の意図」
を疑うべきです。ISと利害面で敵対している欧米列強がつまり力を持っている連中が、一方的に「不法だ」と主張しているに過ぎません。
 
ではなぜ、欧米列強はISを敵視しているのか。
言うまでもなく、覇権国家アメリカの利害に反するからです。基軸通貨である米ドルの価値維持に影響を及ぼし、覇権構造に致命的な打撃を受けかねないからです。
また欧米諸国や日本などが、ドルを軸とした経済体制に依存しているため、アメリカに加担しISを叩きたいという事情があります。
 
最近になって、ロシアまでIS叩きに加担していますが、ロシアに関してはまた全く異なる利害があります。
欧米諸国とは異なった理由からISを敵視し、IS空爆を始めたのでしょう。
 
そこが読めないと、私達はマスコミに騙される一方となります。
ISおよび中東情勢の本質は、マスコミ報道からは全く見えない場所に存在します。
 
そういった「IS問題の根底にある事情」を、今後少しずつ解説していきたいと思います。
日本は、欧米やロシアと同レベルでIS叩きをして欲しくない。日本人ならではの視点で、世界を真っ当な方向にリードしたいものです。それこそが「日本人の矜持」だと幸田は考えます。