北朝鮮ミサイルが日本上空を通過し襟裳岬の東1180キロに落下!!

国防というのは、日本領全体が防衛の対象です。
日本領とは日本列島、すなわち「領土」だけを指すものではありません。その周囲を取り囲む広大な「領海」、そしてその上空の「領空」全てが「日本領」です。
 
日本という国家は、日本国民と日本領から成り立ちます。それが「国家の定義」です。
 

  • 国家をいかにして防衛するか
  • 日本国民及び日本領をいかにして防衛するか
  • いかにして平和、安全な状態を維持するか

 
・・・・が「国家安全保障」です。
 
日本国民の上空、日本の領土及び領海の上空をミサイルが飛び越える、というのは、たとえそれが発射実験であっても、極めて重大な「国家安全保障上の危機」に該当します。
国際常識に照らし合わせれば、北朝鮮が幾ら実験とうそぶこうとも、完全に「我が国に対する軍事行為」なのです。

この事態に至る以前に、政治家は全力をあげて、北朝鮮の行為を「政治的に」阻止しなければならなかった。
万一この事態に至れば、即座に撃ち落とすとハッキリ宣言すべきだった。いざとなれば断固たる措置をとる、という強い意思を示す必要があった。
かつミサイルが実際に領空領海に侵入する直前に、つまり領空領海の外側で、撃ち落とすべきだった。
 
それが国防というものです。今回政治家は、その対処が全く出来ていないわけです。
「発射した瞬間から、監視システムを使い状況を把握している」
だとか、
「発射直後に要人を召集して対応を協議」
では、全くお話にならないのです。
 
「予想される着弾点は、何もない海中だから問題ない」
では済まないのです。
日本領内において一切、他国からの脅威があってはいけないのです。漁船や調査船、レジャーボートが、常に安心して航行出来る環境を維持する。それが国防です。国家安全保障です。
 
海から見た日本の防衛 - 対馬海峡の戦史に学ぶ」によると、国防とは「領海の外で守る」のが世界の常識だそうです。
そして領海外、領空外の制海権制空権を握ることが、防衛の成否を分けるそうです。
 

  • 全ての脅威は領空領海の外で阻止する。
  • 一歩でも侵犯されれば、それは「国防の失敗」である。
  • だからこそ領空領海の外側での勝負を意識しなければならない。

 
これが「国防意識」というものです。
 
つまり、著者松村劭氏(元陸自幕僚監部情報幕僚)に言わせれば、
「日本の政治家は世界の常識を知らない。国防意識がまるで無い」
というわけです。
また私達一般市民も、国防に関して全く無知だし、日本政府が無為無策であることを理解していない、と痛感させられます。
 
ホリエモンこと堀江貴文氏が本日、
マジでこんなんで起こすなクソ。こんなんで一々出すシステムを入れるクソ政府
などと言っていますが、平和ボケもいいところです。事の重大さをまるで理解していない。
アラートが鳴るということは、(潜在的)脅威が迫っている、ということです。平和が侵されているということなのです。
 
長年、中国やロシア(及び旧ソ連)は日本の領空領海周辺に敢えて接近し、時には領空領海を侵犯し、
「日本は本気で国防に取り組む気があるのか」
を探ってきました。
昨今の北朝鮮も何度かミサイル発射実験を行い、
「何をどこまでやれば、日本政府は本気で対処するか」
を探ってきました。
 
今回の件で、北朝鮮のみならず中国やロシアも、
「日本政府は国防に関し、当事者能力ゼロ
と見做していることでしょう。
 
しかし真にそれを理解すべきは、実は他ならぬ私達日本人自身だと思います。
 
アメリカさんから言われるままに、多額の税金を費やし装備を買い込むのみ。国防意識など無いに等しく、いざ事が起きると何も出来ない。
そんな政府を放任してきたのは誰か? 他ならぬ私達一般市民です。ずっと「国防」「自衛」をタブー視し、議論ひとつ満足にやってきませんでした。今こそそれを改めるべきだ、と幸田は考えます。