本格的なAI時代の到来を前にして、もっと真剣に議論すべきことがある

例えば建設作業員。
現在でも既に、大手企業の主導で機械技術やコンピューター技術が導入されています。しかし何でもかんでもそれらに置き換わったわけではなく、相変わらず膨大な数の建設作業員が作業に従事します。
 
なぜか。
全てを機械技術、コンピューター技術、ひいてはAIの開発導入に大金を投じるのは、経済の原則に適わないからです。
 
それよりも安いコストで建設作業員をかき集め、人手で作業を進める方が、色々な理由で勘定が合います。
 
 
 

低賃金労働は意外と生き残る・・・・かもしれない

ですので、本格的なAI時代が到来したとしても、建築土木業界における雇用状況はそれほど変化しないのではないか、と幸田は予想します。
 
同じ理由で、AIへの代替がそれ程進まないと考えられる職業が、前掲のリスト中に幾つか存在します。
 
窓口係やレジ店員などは、現状でも既に随分と機械やコンピューターが導入され合理化が進んでいます。
ラブホテルなどは(^^;、チェックインにしろ精算にしろ何十年も前から機械に置き換わり、ほぼ無人です。ですからこれ以上の人員削減は進まないでしょう。
オフィスの受付も、内線電話のみ置かれ無人・・・・というケースが珍しくありません。
 
スーパーのレジも、最近無人のセルフレジ導入が随分進みました。かと言って、ここからさらに人員削減が進行するでしょうか。
そんなことはない、と幸田は感じます。
それらの業種では既に、経済原則による合理化が十分進んでいる、と見るべきなのです。
 
 
 

「経済の原則」以外の事情も絡む

なお、事務員は今後も減少傾向が続くかもしれませんが、しかし公務員は減らないでしょうね(^^;
彼らから、業務の合理化を推めて作業量を減らそう、人員を削減しよう・・・・という意思がまるで感じられません。従来の業務手順を維持するのみです。
それどころか一生懸命予算をぶん取り、メンドーな仕事や汚れ仕事は全て外注・・・・(^^;
 
つまり、経済の原則の適用を受けないのです。
 
似たような理由で、前掲のリスト中の宝くじ販売員も減少することはない、と思われます。彼の人々の雇用は、確か社会福祉政策と関わっていた筈ですので。・・・・
 
 
 

意外にもAI代替が進行しそうな職業

前掲のリストによれば、医師はAIへの代替可能性が低いそうです。
しかし、近年病院に散々通っているベテラン患者幸田は(笑)、それは違うと考えます。
「医師ニーズこそ半減する」
と思っています。
 
医師の仕事って、1つは検査結果の分析ですよね。これはソフトウェアに任せることが可能です。
それから患者の話を聞き取って分析すること。これもYes-No方式、つまり膨大な判定処理でして、まさにソフトウェアの得意とするところです。
 
つまり医師こそ、AIを含むIT技術に代替可能な職業だと思います。
なんでしたら幸田がソフトウェアの特許を取りたい位です(笑)
 
まあしかし、医師会は現与党の最有力スポンサーですから、そうはいかないと思います。まさにこれぞ「経済の原則」です。
 
 
 

もっと真剣に考えるべきことは何か!?

こういった分析、将来予測は面白いです。しかし本格的なAI時代到来を前にして、現在最も考えるべきこと、議論すべきことが他にあるのではないでしょうか。
 
つまり、社会全体において雇用ニーズが減少すること自体は、間違いないわけです。
その先にあるのは経済縮小とさらなる賃金低下です。そして負のスパイラルに陥ると思われます。
私達一般市民の生活は、どんどん苦しくなることが目に見えています。
そういったマクロレベルでの経済予測に、今からその対策をしっかり考えておくべきだと幸田は考えます。
 
これは実は、「いつか来た道」なのです。
過去、機械技術が発達し、さらにはコンピューター技術が発達。その分実質的には雇用ニーズが減少しました。
それらが市民生活の向上に寄与すると思いきや、さにあらず。何故なら政治は「経済自由主義」とうそぶき、経済原則任せでほとんど対策らしい対策を施しませんでした。
 
本格的なAI時代の到来は正に、三度みたびその轍を踏もうとしているのです。
 
少し前までは世界経済が拡大傾向にあり、雇用ニーズの減少は最小限に抑えられました。だから日本経済はここまで凌げたわけです。しかし今後は、そうはいきません。
 
日本の社会は、政治は、本当に経済自由主義で良いのか。経済原則任せの放任主義で良いのか。・・・・
日本人全員が本気で議論すべき時だ、と幸田は考えます。