儲けのためなら何でもやる卑しい企業は御免蒙る - その1

2013/01/23ビジネス・起業

江戸時代の身分制度と言えば、ご存知の通り「士農工商」です。商人が一番下、とされてきました。
なぜでしょうか。
「商人は(支配階級たる武家への)忠誠心もほとんどなく、儲けのためなら何でもやる卑しい連中」
というレッテルを貼られていたわけです。だから最下層扱いでした。
 
現在は身分制度こそありませんが、やはり企業経営も確固たるポリシー、企業理念を掲げ、誇りを持って行いたいものです。
 
最近、お隣のジャイアンが(笑)じたばた騒いでおります。
早々に某経済団体の会長などがジャイアンの元へ、なりふり構わずなだめすかしに走っています。
そりゃまあ、経営者にとって今のお隣事情は死活問題ですが、だからと言って堂々と国益に反する行動をとるとはどういうことでしょうか。
 
そもそもジャイアン相手のビジネスなのですから、当然ながら今回のようなリスクは覚悟しておくべきだったはずです。
それをいまさら慌てふためいて、実に見苦しい。
 
江戸時代の人たちはつまり、商人のこのような気質を悟り、「卑しい」と言っているわけです。なるほど・・・・。
 
現在の企業は「法人」です。社会において「人(=自然人)」に準じる権利義務を付与されています。
ですからそもそも一般の人々同様、モラルに従って行動し、高いポリシーを抱き、きちんと社会的責任を果すことを求められています。そこが実は、江戸時代の商人と異なるはずなのです。
 
それを満たせないなら、大企業といえどもご退場願いたいものです。

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