「仕事」という言葉のウソを暴く!!
私達日本人は幼少期より、両親や学校の先生から、
「たくさん勉強して良い大学に行きなさい。良い大学に行って良い会社に就職しなさい。或いは公務員になりなさい。そして立派な社会人として定年まで仕事しなさい」
と言われます。
耳にタコができる程言われ続けて育ちます。
「大人、社会人というのは仕事をするものだ。仕事せんヤツは社会のクズだ」
と。
仕事。・・・・
英語で何と言うかご存知でしょうか。
多分、workと教わったはずです。
あるいはjob。または漠然と、businessをイメージされている方も、おられるのではないでしょうか。
幸田に言わせれば、実はこれこそ「洗脳」なのです。
仕事。
「事に仕える」
と書きます。
文字から考えて最も適切な英訳は、
「service(サービス)」
なのです。
serviceをする人は、servant(サーヴァント)。つまり召使い、あるいは使用人です。
私達は両親や学校の先生達から、実は、
「召使いや使用人になれ」
と言われ続けて育っているわけです。
service。servant。
言わずもがなですが、workやjobではありません。ましてや全くもってbusinessなどではありません。
それを、あたかもworkやjob、businessであるかのように、意味をすり替えて刷り込んでいるのです。洗脳しているのです。
serviceの語源は、ラテン語のservusだそうです。意味は、奴隷。
そう考えると、servant(召使い/使用人)もslave(奴隷)もほぼ同義語と言えるでしょう。出所が同一なのですから。
違いはおそらく、報酬が与えられるかどうかの差。servantはわずかながらも給金が貰える。奴隷はタダ働き。serventの方が僅かにマシではありますが、どちらも本質的には被支配階級、つまり支配される側の身分ということです。
ディスカッション
コメント一覧
他のところでも書きましたが。
江戸時代の武士たちの中には、出世を望まない人々も大勢いた、とのこと。
出世しても大して禄は増えないし、出世に伴う体面を保つための出費が増えるだけ、だから。らしいです。
自分の職場の管理職や上司をみても、出世というのは必ずしも いいものではなさそうです。
理事長の個人的な付き合いや、必ずしもシンパシーを持っているわけではない県会議員事務所の
人々とも付き合わなければならない、など。
管理職、といえども〝servant〟なのでしょうか?
古川さん、コメントありがとうございます。
管理職も、滅私奉公ならservantでしょうね。
幸田は最近、
「個人の富と幸を追求する、持続可能な社会」
とはどんなものか、を考えています。
これは、(出世というシステムはともかく)「出世競争」とはあまり縁がないのでは、と感じます。
その職業やお客さまに対しての〝servant〟なのか、
経営者に対する〝servant〟なのか・・・。
「個人の富と幸を追求する、持続可能な社会」。
社会の幸福はまず、個人の幸福から、なのですね。
また、いろいろ読ませて頂こうと思っております。
ありがとうございます。