当サイトを訪問された方よりメールを頂きました
東京在住の松尾様より、
幸田蒼之助様。初めてメールします。ブログを読ませて戴きました。共感すること多々あります。私は元英語教師。私たちは学校で本当のことを習っていません。
というメールを頂戴しました。どうもありがとうございます。m(_ _)m
以下、松尾様メールより抜粋。
この頃感じること。それは、学校では真実を教わってない(もっと言えば嘘を教わっている)ということです、歴史も政治も。
この間『北とぴあ』で、青山学院大学の三木義一先生から、驚くべきことを聞かされました。まず→【納税は義務なのか!】
「降る雪や 明治は 遠くなりにけり」
という歌がありますけれど、敗戦もまた遠くなりにけり、だと感じさせられます。
松尾様のように、教職を既に引退された方でさえ、敗戦直後の事情には明るくないようです。つまり敗戦はもはや、
「『過去』というより、完全に『歴史』と呼ぶべき時代に至った」
という認識を持つべきなんでしょうね。
当ブログで何度か扱っているテーマですが、
- 敗戦後にGHQ主導で作られた日本国憲法は、欠陥だらけのインチキ憲法だ。
- 日本国憲法こそが日本の民主主義を骨抜きにした。その実態は民主憲法でもなんでもない。
- なによりの証拠に『民主』なんて文字は1ヶ所足りとも見当たらない。
- 同じくGHQ主導で作られた戦後教育システムが、このインチキ憲法を維持する役割を担っている。
- すなわち『憲法+教育システム』こそが『日本破壊スキーム』だ。
というわけです。
今こそ、戦後日本について再検証をすべき時期だ、と松尾様のメールを拝読しつつ感じます。
- 『勤労の義務』や『納税の義務』には本来、明確な根拠が必要。しかし憲法にはそれが書かれていない。
- 学校でもそれを教えず、ただひたすら『たくさん勉強して立派な社会人になれ。そしてキリキリ働いてビシバシ税金を納めろ』とのみ刷り込む。
- 主権者たる国民に義務を課す以上、政府及び諸機関は主権者たる国民に対し、重要な義務を幾つも負っている筈。しかしそれが憲法に全く書かれていない。
- その結果主権者であるはずの国民が、政府及び諸機関に従属するという逆転現象が生じている。
- これこそが『欠陥だらけのインチキ憲法』に基づく、インチキ民主主義のカラクリ。
前掲の拙著にて、もう少し詳しく解説しています。
「勤労の義務」がわざわざ自国憲法に明記されているのは、日本を除けばあとは北朝鮮ぐらいのものだそうです。
では、誰がそれを憲法に盛り込もうと提案したのか。
日本社会党だそうです(苦笑)
日本社会党からそう提案されたGHQの方が、むしろ驚いたのだとか。
では、「納税の義務」の方はどうでしょうか。
以下、松尾様のメールより抜粋(青学の三木先生のお話だと思われます)
・・・・現に、「主権在民」を唱えた戦後、「GHQ草案」にも「改正憲法」にも「納税の義務」は★載っていません★。焦った大蔵省の役人は、急遽、戦前の考えの政治家をけしかけ、憲法に載せてしまったのです。
・・・・
おやおや。大蔵官僚ですか(^^;
「敵は身内にあり」
だったわけですね。
納税義務を日本国憲法に盛り込んだ根拠は、
「(継承元たる)大日本帝国憲法にも納税義務が明記(第21条)されていたから」
だそうです。
しかし当時は、土地の所有に対して税を課せられていました。
「臣民に対し財産権を保障する見返りとしての、課税」
ということで、実に単純明快な課税の根拠が存在します。
つまり、
- 国民主権の国でありながら、成年全員に税を課す。
- 主権者が額に汗して働き得た稼ぎにも課税する(これは本来、。
- 根拠も示さず、ありとあらゆる名目で課税する。課税率アップも好き放題。
- おまけに政府は借金し放題。
という今日の社会は、今日の日本の社会思想は、実は戦前より大幅に後退しているのです。
景気が低迷し国民生活が苦しくなろうと、一切おかまいなく徴税されますが、これも収穫高に応じて税率を毎年調整していた江戸時代より後退しているのです。
「アメリカさんのおかげで日本は開放され、立派な民主国家として再出発した」
といった歴史観は、ちゃんちゃら可笑しいのです(^^;
「『国民総サラリーマン社会』を経て『国民総奴隷社会』へと転落した」
というのが実情なのです。
松尾様は、
税というものは、元々、取り立てられるものではありません。国民の代わりに仕事を行う─政治家・官僚─へ「貸し付けてあるお金」と言ったほうがいいでしょう。ですから、税務署が上目目線で取り立てられるなんてもっての他なんですよ。これで、外国人が、よくネットで、税金なんか払いたくないと言っていた意味が分かりました。
と書かれています。まさにおっしゃる通りです。
私達全員が、そういう認識を共有すべきでしょうね。日本の再建はそこから始まる、と幸田は信じています。
松尾様、この度はどうもありがとうございます。
今後もいろいろと情報やご意見をお寄せ下さい。
その際は、メールよりも当ブログのコメント欄に投稿して頂けると嬉しいですね。皆さんで共有できますので。よろしくお願い致します。
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