国会議員と官僚は全員ハラを切れ!! - 生活保護受給者弾圧
資料から浮かび上がる問題点
まず10年以上前の消費支出額、つまりリーマンショック前の数字を根拠としていることです。
現在はアベノミクス円安政策の影響で、物価が当時よりかなり上昇しています。かつ消費税もアップしています。しかしそれらが全く考慮されていないわけですよ。
それから健常者と生保受給者の支出特性の差を、全く考慮していません。
例えば受給者は日中ずっと在宅ですから、光熱費が健常者より余計にかかります。それから健常者以上に交通費がかかるでしょう。そういった点が全く加味されていないのです。
また、受給者は何らかのアルバイトをしていて副収入がある……という前提で、予めその分を差し引いて支給額を決めているのです。
では、障害があったり病気で働けない人はどうなるのか。――
そういう方々にとっては、ハナっから支給額が不足しているわけです。
しかも支給額は、前述の通り1円単位でガチガチに定められています。余裕はどこにもありません。
家賃や公共料金といった固定費は削れないので、不足分は必然的に、食費を削って捻出するしかないのです。
まさに、弱者の生存権を脅かしています。
さらなる「呆れた」問題点
それらはあくまで生活扶助の「基準額」ということらしいです。
本来ならば各自治体のケースワーカーが、生保受給者の生活実態を調査し、前述の検討会に報告を上げるべきです。
それでこそ、制度が上手く回り、実情に応じた改善が為される筈です。基準額は本当に妥当なのか、という検討が常に為される筈です。
しかしそういうスキームは存在しないっぽいのです。あくまで厚労省の通達通り、事務的に基準額を支給するだけ。――
また本来、ケースワーカーは個々の受給者の実情に応じ、必要があれば追加支給を決定すべきなのでしょうね。
そういう制度設計だと思われます。だからこそのケースワーカーだと推測します。
しかしそこが正常に機能していない。単にルール通りの、本当に最低限の臨時支給のみが認められるに過ぎないのだとか。
これではケースワーカーの存在意義は、無いですよね。
持病を抱えて通院するのに、交通費は支給されない。ギリギリの生活費しか支給されていないため、苦労して徒歩移動したり、食費を削って交通費を捻出する。
その一方で、ケースワーカーは交通費を貰って受給者の居宅を訪問。――
何かがおかしいと思いませんか?
ケースワーカーという公務員は、不要でしょ!?(^^;
弱者を舐めきった行政の対応
話を聞いて幸田が本当に呆れ、怒りさえ覚えたのが、
「今年10月より生活扶助支給額が減額されます」
という通知が、支給日のわずか3~4日前に届いた……という件。
そりゃまあ、減額の噂は前々からニュース等で報じられていましたよ。
しかし受給者当人への正式通知が、わずか3~4日前に一方的に為されたのみとは、どういうことですかね。……
ギリギリの生活を強いられている真っ当な生保受給者にとっては、自らの生活に関わる重大問題ですよ。なのに、抗告の時間的余裕さえ与えられていないわけです。
行政は完全に、社会的弱者を舐めきっていますよね。それらの人々の生活を守る気なんて、さらさらないんだろうと想像します。
国会議員と官僚は全員ハラを切れ!!
幸田の大学時代の恩師(政治学)は、
「政治とは希少資源の獲得、維持、増大、配分に関する意思的行為である」
とおっしゃっていました。
弱者救済たる社会福祉政策は、その「配分」にあたります。富の再分配です。
日本国憲法を読む限り、国会議員や官僚にとって一番重要な役割は、まさにそこなのです。富の再分配を行い日本国民全員の基本的人権を保証するために、国会議員(や官僚)の存在が許されている筈なのです。
しかしそこが全くダメ。……
前述の通り弱者救済とは、太古より培ってきた日本独自の社会思想なのです。それをしっかり心得てこそ、日本男児なのです。
日本男児でなければ、国会議員や官僚になる資格はありません。
てめえら、全員直ちに辞表を提出し、横一列に並んで座りハラを切れっ!!
弱者をいたわるどころか弾圧し、カネを浮かす。それをオリンピック等、莫大な贅沢に回す。かつその利権を貪る。――
こんな政府国家、早晩滅びます。日本はまさに危機的状況、末期状態だと幸田は考えます。
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