DaiG○(一応伏せ字….笑)炎上に便乗し、生活保護の実情を「斬る」!! ー 前編

2021/09/23生活保護についてモノ申す!!

どこぞのDaiG○(伏せ字でっせ....笑)とかいうバ○が、生活保護をdisって炎上中らしい。
丁度良いタイミングかもしれない。呆学部卒憲法ゼミ出身で生活保護に多少詳しい幸田が、生活保護について解説する。
 
福祉施設絡みの仕事もしたので、その際関係者や受給者と親しくなった。現在も、複数の受給者と付き合いがある。で、
「アンタ法律に詳しいから、役人から話を聞いてくれんか」
と頼まれたりして、制度や運用の実態を聞き出した経験がある。
 
まず前提たる認識として、生活保護ってものは、この社会に必要不可欠のセーフティネットである。

誰だって、頑張って仕事しながら生活しているうち、体を壊して働けなくなる、無収入になる……なんてリスクを負っている。また思わぬ失業等で、一時的に無収入になるリスクがある。
或いは不幸にも生まれながらにして、病気や障害を持っている人がいる。後天的に病気を発症したり、障害を抱えてしまう人がいる。
そういう人達を救う、大事なセーフティネットである。
 
「オレは全然関係ねえ。単なる、社会のお荷物だ」
なんて、いわゆるどこぞのDaiG○みたいな○カ思考はよろしくない。明らかに間違っている。コロナ禍の現状を見れば解かるように、誰もが身近なモノとして意識すべきだろう。
幸田などまさに虚弱体質なので、いつ生活保護のお世話になる時が来るやら……とガクブルである(^^;
 
生活保護が嫌われるのは、政府自治体の運用に問題があるからである。
一番の問題は、
「在日○○人を、いつまでも生活保護制度で食わせているから」
 
特に在日半島人は、本来特別措置として一時的にゝゝゝゝ、生活保護を支給する筈だった。
それが何故か、事実上恒久化している。
 
おまけに彼らは、幾つも通名を好きに名乗れるという裏技を利用する。で、複数の通名を使い分けて複数の自治体に生活保護申請を行い、1人で多額の保護費を不正受給する。
日本政府がいまだ通名制度に目をつぶっているため、そういう不正がまかり通ってしまうのである。
 
で、働かざる外国人が、ゆうゆうと高級車を乗り回して昼間っから遊び回っている……等々のケースが目につくのだ。
だから生活保護制度が、受給者が、槍玉に上がる。世間から糾弾される。
 
つまり生活保護というセーフティネットが悪いわけでも、普通の生活保護受給者が悪いわけでもない。ほんの一部の、在日○○人のような不正受給者のみが悪いのである。またそれを野放しにしている、日本政府や自治体が悪いのである。
彼らのせいで、あたかも生活保護及びその受給者全体が、忌み子のように嫌われている。これはおかしい。
 
では一般の生活保護受給者は……と言えば、実は極度の貧困状態におかれている。
幸田は受給者に代わり、厚労省に電話をかけ、
「何故、こんなに彼らの待遇が劣悪なのか。どうやって支給額を決めているのか」
を官僚に質問したことがある。
 
「有識者が集まって検討会議を行い、それを基に支給額を決めている」
との回答。
で、出てきた資料がコレ。
 
【厚生労働省 生活扶助基準に関する検討会 ー 基準体系の評価・検証に関する資料
 
よく分析すると、トンデモ思考に基づく算出だということが解かる。
しかも10年以上前の議論のまま。そこからほとんど進展がないどころか、むしろここ数年でなし崩し的に、資料の数字から数%減額されている。呆れた話である。
 
資料を詳しく分析してみよう。
 
健常な一般人の平均的消費支出額(この数字自体がインチキ臭いが……)を調べ、そこから、
「保護受給者に遊び金はやらんでええわ。連中が家族や親戚に仕送りすることも無いな……。っちゅうことは、一般人の平均消費支出から、遊び金小遣い銭と仕送り分をカットして支給額を定めりゃええんやで」
とし、かつそこに、性別や世代に応じた謎の係数をかけ合わせ微調整し、なんとなくそれっぽい算出基準を設けただけ……と読み取れる。
 
体を壊して働けない人々、障害を負っているため働けない人は、残念ながら健常者と同じ生活は出来ない。有識者とやらはまず、そんな基本的認識さえ無いことが解かる。
彼らは、日頃はほとんど自宅に引き籠って生活している。健常者と異なり、買い物ひとつままならない。食事の準備だって、毎食気軽に調理して準備出来るわけではない。
そういったハンディを一切考慮していない事が、当該資料から読み取れる。
皆さんも、各自でその辺を分析して頂きたい。
 
たとえば昨今のコロナ禍で、在宅勤務を余儀なくされた人々は、痛感していると思う。日中職場にいる場合と異なり、始終在宅だと光熱費などが余計にかかる。
生活保護者の場合、体が悪いせいでエアコンをフル稼働させたりせざるを得ないため、尚更である。
が、資料を見ていただくと解かる通り、そんな事は全く考慮されていない。
 
そして、驚くべきは食費である。
なんとまあ、1日あたり1,000円以下。なんじゃそりゃ!!
 
幸田の知る、取引先の施設でさえ、食事代は1日あたり1,200円徴収している。
パートのおばちゃんを雇って人件費を極力抑え、自社流通網を駆使して格安の食材を調達し、100人分ほどの食事をまとめて作る。
そうしてとことんコストダウンを図り、ボランティア価格で提供しても、1日あたり1,200円なのである。まあ妥当な金額ではないだろうか。
だとすれば、1日あたり1,000円以下という、生活保護の支給額はいかがなものか。
施設に入居していない一般の受給者は、1日あたり1,000円以下の予算で食っていけるのか!?
 
折から新型コロナに感染し、在宅療養中の人々に対し、どのような予算が付けられているか、皆さんもご存知だろう。
1週間あたり万円単位の予算が割かれ、食材を揃えて療養家庭へと配達される。
 
つまり
「健常でないということは、手間暇がかかりカネがかかる」
……のである。
動けない。だから買い物にもなかなか気軽に行けない。買い物に行けたとしても、交通手段に苦慮する。どうにか食材を調達出来たとしても、調理が難しい。……
それが非健常者の実情である。
 
改めて、資料を見て頂きたい。
資料の数字から、そういった実情が読み取れるだろうか。実情がしっかり考慮されているだろうか。
換言すれば、そういった非健常者の事情を全く配慮せず、それどころか健常者以下の数字を大威張りで計上しているのである。
 
 
後編へ続きます。

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