実はリーダーがダメなのだと判明した

2013/01/24ビジネス・起業, 政治・経済

数日前に、以下の記事を書きました。
 
“スクラップ&ビルドをかいくぐって生き残るヒント”
https://offtime.sohnosuke.com/?p=1956
 
丁度その日のうちに、海外からこんな記事が舞い込んできました。
 
【Record China 2012/11/6】
“迷走する日本電機大手、相次ぐ業績悪化―中国メディア”
http://www.recordchina.co.jp/group.php?groupid=66165
 
シャープの経営陣が公の場で、
「これ以上、経営を維持できないかもしれない」
と弱音を吐いたのだそうです。
 
弱音を吐く事情が透けて見えます。シャープのみならずパナソニックもソニーも、なんとここ最近はテレビが「売上の柱」だったようです。
幸田は常々あちこちで、
「大手企業って、現在どの部門で稼いでいるのか?」
と疑問を呈していましたが、それがなんとまあ、よりによってテレビだったというのです。
 
テレビの、メディアとしての将来性は既に終わっています。
地デジ完全移行は、消費者がテレビというメディアを見限る決断の契機となる、というのも充分予測できていました。何年も前からわかり切っていたことです。
 
にも関わらず、前出の大手企業が次々とテレビの製造や販売に投資するニュースを目にするわけです。
経営者は何を考えているのだろうか、と全く理解できませんでした。
 
そして案の定、予測通りのデータが出揃ってきています。
若い世代を中心にテレビ離れが一気に進んでいるようです。視聴時間の減少のみならず、テレビそのものを全く視ない、という人が急増しています。幸田もそうですが・・・・。
 
しかしながら、経営者にはそれが全く予測できていなかった、と言わざるを得ないのではないでしょうか。
 
確かに、地デジ完全移行という「特需」がありました。
ただそれも、メーカーのご都合で強引に薄型テレビへの移行をぶつけ単価を吊り上げたり、B-CAS談合利権を作って海外勢ライバルを排除したり・・・・、と消費者をさんざん食いモノにして構築した「特需」です。
 
そうそう。政治を動かして「エコポイント制」という胡散臭いシステムを作り、その恩恵もたっぷり受けましたっけ。

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