中編では、国家安全保障の根本とも言える部分の脆弱性について述べました。
脆弱性についてもう少し追加すると、日本はテロ対策が甘アマです。
例えば原発などに、テロリストが本気で攻撃をかけてきたら、日本政府はどうするつもりなのでしょうか。
それから、日本は戦後一貫して「スパイ天国」だと言われています。
情報戦は極めて重要です。国家対国家で表立って戦争するというのは大変なことですから、余程のことがない限り起きません。しかしその代わり、裏側で熾烈な戦いがあります。
前編より続きます。
日本は戦後、特アC国やK国からとことん舐められていますが、幸田にはその理由が解るような気がします。
なぜか。
彼らの視点に立って、例えば日本を軍事攻撃しようと考えた時、日本はあまりにも無防備、弱点だらけだからです。
いや、日本は一切の防衛行動が取れない、全くもって手も足も出ないのではないかとさえ思えてきます。
日本は地政学的に見て、極めて厳しい環境にあります。
ですから昔から、国家の安全保障問題に随分と腐心してきました。
勿論それは現在でも変わりありません。この国は永久に、そういう宿命を負っているのです。
にも関わらず現在の日本政府の、国家安全保障に対する意識というのは、あまりにもお粗末ではないかと指摘せざるを得ません。
そもそも自らの安全保障を、他国に丸投げで大丈夫なのでしょうか。
歴史、および歴史観というのは、その国のアイデンティティです。
他国が何と言おうとも、その時その時で真っ当なことをやってきたのであれば、堂々としていればいい。それが信念というものです。信念を失ってしまえば人として国家としてヨレヨレになります。
敗戦し、戦勝国の都合で歴史をねじ曲げられる。後世の価値観、あるいは戦勝国の利害でもって過去の歴史を否定される。悪モノ呼ばわりされる。
こうして作られたのが、今日の日本を覆う「自虐史観」というヤツです。
日本人は戦後、自虐史観を刷り込まれ、信念を失いヨレヨレになっています。
【産経新聞(Yahoo!ニュース)】 2015/8/8
“ビール類、酒税一本化へ 1缶55円、メーカーと協議開始”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150808-00000094-san-bus_all
麦芽の比率などで異なるビール類の酒税見直しに向け、政府がビールメーカーとの協議を開始したことが7日、分かった。ビールは税額を下げる一方、発泡酒と第3のビールは、税額を上げ、税額を一本化する制度設計を年末までに詰める。ただ、販売構成が異なるビール各社の意見調整は難航が予想される。
(以下略)
やってくれやがったな、という思いがします。
先日、こんな記事を書きました。
こりゃダメだ、と。
そこで、鹿児島大学で教鞭をとる友人に相談してみたところ、
「通史なら講談社学術文庫のシリーズが良いのではないか?」
と勧めてくれました。
1990年代後半あたりに編集された本のようです。
エジプト・ギザの三大ピラミッド。
考古学者によれば、一番大きい物は古王朝のクフ王がざっと20年程かけて建造したそうです。
ほんまいかな~?ヽ(~~~ )ノ
学者先生方に言わせると、巨石を切り出す技術、運搬する技術、高い位置へ運び上げる技術などは概ね解明済なんだそうです。
だからピラミッドは当時の技術で建造可能、と。ほうほう。
ツッコみたいところはいろいろありますが、まあ措いておきましょう。