学者先生方の「天皇」「皇室」への無理解許すまじ!!

2017/06/04歴史ってすっげ~面白い, 国際社会と「日本人の矜持」

日本という国家と表裏一体を成す

つまり日本の天皇は、王でも皇帝でもないのです。
西洋や大陸王朝の「王」「皇帝」「支配者/統治者」「覇王」とはまるで異なる、特殊な存在なのです。
いわば太陽や地球等と同様、自然に存在するオブジェクトであり、日本という国家と表裏一体を成します。
 
王権神授を嘯(うそぶ)き、国家や地方を私物化した皇帝や王とは、全く異なります。
長い歴史を通し、多くの日本人が、
「私心なき尊い存在」
というコンセンサスを形成し、2千年にわたって存在し続けてきたのが日本の天皇なのです。
 
古来の「天皇制」がシステムとして適切か不適切かは別として、日本人の天皇認識とはそのようなものでした。
「難しい事はよく解らないが、とにかく大変ありがたい存在」
と自然にリスペクトされていました。
 
 
 

学者先生方の「天皇」「皇室」への無理解許すまじ!!

前出の書籍「天皇はなぜ万世一系なのか」においてもそうですが、著者本郷和人氏も多くの学者先生同様、そこが解っていません。
乏しい資料を徹底分析し、古代や中世の社会思想、社会システムに迫っています。しかし天皇や皇室について、「王」と認識していることがハッキリ伺えます。
 
単に、誤解しているだけなのか。
それともある種の思惑から、マルクス主義史観に仮託し認識を歪めているのか。・・・・
 
いずれにせよ、だからこそ前述のように、お隣半島の「日王」「倭王」発言に何ら反論しないわけですよ。
かつ、その程度の歴史認識しかない学者先生方などが、有識者と見做されて皇室典範改正論議をリードしているわけですな。
 
不可解な話だ、と感じます。
もっと突っ込んだ物言いをすれば、職務怠慢、背任です。日本人として許せない思いです。
 
 


2017/06/04 追記:
旧社民党系の民進党議員、辻元清美氏が、酷い発言をしているようです。
 

「生理的に嫌だと思わない?ああいう人達というか、ああいうシステム、ああいう一族がいる近くで空気を吸いたくない」
(1987年、浅田彰との天皇や皇室に関する話題にて)
Wikipediaより

 
これなど完全に、「教育の罪」です。
 
戦後GHQは、日本が二度と欧米諸国に歯向かわないよう、徹底的に叩き潰そうとした。
その際日本の強さの要因の1つを、天皇制にあると分析。教育の変革により、これを毀損しようと考えた。
そこでマルキシスト南原繁や羽仁五郎などを、教育行政や教育現場のトップに立て、天皇制やその歴史をdisらせた。
その結果として、辻元清美氏のような認識の人間を大量に輩出。
 
天皇制を肯定するか否定するか、という話は別として、それ以前に政治的思惑から「誤った知識」「歪んだ認識」を教育が刷り込んできたことは事実です。
辻元発言がまさに、それを証拠付けています。
 

PVアクセスランキング にほんブログ村