新型コロナウィルスに関連して、目も耳も覆いたくなるような情報が次々と飛び込んできます。
とりわけ日本政府の対応。ありゃ酷過ぎますわ。
いやもう、酷過ぎでしょ(^^;
一番の問題はやはり、情報収集と分析能力の無さだと思われます。
ここ一ヶ月程事態を注視していて、そう考えざるを得ない……という結論に至りました。
先日書きましたが、国立感染症研究所は新型肺炎患者である可能性を判断する基準として、最終判断を現場医師に委ねるとはした上で、
「武漢市への渡航歴があり、発熱かつ呼吸器症状を有する人」
と記述しています。
目安となる基準を示しつつ現場判断、と。
しかし現実には保健所で全部、現場判断を排除しているようですね。現場医師が再三依頼しても、保健所に拒否されてどうにもならなかった、というケースが複数報道されています。
豪華クルーズ船には幸田も前々から興味がありまして、過去にその運営のドキュメンタリー番組を観たことがあります。
やはり感染症発生リスクには物凄く気を使っていて、いざ患者が発生した場合のマニュアルなんかもしっかりしているようです。
で、スタッフが素早く動いて対処する。なるほどスゲーわと感心した覚えがあります。
ですが今回のダイヤモンド・プリンセスのように、あっという間に大規模な感染が発生した場合は、さすがにどうしようもないでしょうね。
こうなる時というのは、会社側も倒産を覚悟していることでしょう。
一昨日、こんな記事を書きました。WHOソースの新型肺炎感染者数データ、日本の感染者数が突然減ったぞ……と(^^;
なんじゃそりゃ!? もしや日本政府がWHOに、
「豪華クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス船内の感染者数は、日本国内のカウントから除外してくれ」
と頼んだんじゃないか、と邪推したわけですが(笑)
朝方、以下のサイトで新型コロナウィルスの感染者数を確認したところ、日本は80数人でした。
本場中国を除けば、ぶっちぎりの世界1位です(^^;
【Johns Hopkins CSSE】
“Coronavirus 2019-nCoV Global Cases”
https://gisanddata.maps.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
ところが昼過ぎにあらためて同サイトを確認したところ、日本の感染者数は何故か25人に減少。
順位はシンガポール、タイに続く3位に下がり、変わりに「Others:61人」という謎カウントが加わっていました(^^;
案の定と言いますか、やはり医療関係者の間でさえ、マスク不足騒ぎが起き始めたようですね。
今の日本というのは、そういう脆弱性を持つ国なんです。
先日指摘したように、やはりマスクは、日本メーカーといえども全て中国など海外製造のようです。
にもかかわらず、早々に日本政府が中国へ100万枚ものマスクを支援物資として送ったというのですから、マヌケな話です。
持たざる者が、持てる者へ贈ってどうすんだよ(苦笑)
中国政府は金を持っているし、国内にはマスクを製造できる工場が多数ある。つまり「持てる者」なんだよ。……
一昨日、以下の記事を書き、今回の新型ウィルス騒動の裏にバイオテロ(または事故)説があることを指摘しました。
【幸田蒼之助の休日】 2020/02/01
“致死率より強い感染力こそが脅威!! 2019新型コロナウイルス ー その1”
https://offtime.sohnosuke.com/archives/12863
例えば以下の動画。
エボラやおたふく、HIVとの関連を指摘しています(特に5:00以降)
政府チャーター便で武漢から帰国した方々のうち、帰国直後の検査で新型肺炎「陰性」とされながら、その後「陽性」に転じたケースが発生、だそうです。
マスコミが大々的に報じています。
アホか!!(^^;
2019新型コロナウィルスは、潜伏期間が長いので要注意……という情報は既に判明していた筈なんですよ。
今更何を言っているのやら。……
だから他国では、感染懸念のある人々を白黒ハッキリするまで隔離しているんです。
2002~2003年のSARS騒動の際は、某社の世界経済リポートを拝読していました。
これが非常にレベルの高いリポートでして、例えば米国サブプライムローン問題もリーマンショックの2年近く前から、ブラックマンデーの再来予告として警鐘を鳴らしていました。
SARSについても同様に、日本のマスコミが騒ぎ始めるよりも前から指摘しており、かつ、
「なぜか中国系の人々にばかり、影響が出ている」
と指摘していました。
ですのでマスコミがSARSについて騒ぎ始めても、幸田は楽観視していました。そして案の定、我が国では大過なく収束した事は、皆さんも御存知の通りです。
ですが、今回はさすがにヤバいと感じますね。
2019年10月11日現在、ガチで大きな台風が近づいております。ご警戒下さい。
というか、近年は自治体やマスコミがやたらと煽るんですよね(^^; 大した台風でない時でさえ。……
要するに、大したこと無い……と警鐘をあまり鳴らさなかったところ、予想以上の被害が生じた場合に、責任を問われるからだろうと想像します。
もっとも今回(2019年台風19号)は、まさにガチで警戒を要するレベルではないでしょうか。充分な備えを。
動画内で武田邦彦先生が述べているように、近年の台風は一昔前より小ぶりになりつつあるのではないか、と感じます。
そのせいか、皆さん台風をなめてると思うんですよ。
台風が迫っているというのに、雨戸ひとつ閉めない……とか。
いやそれ以前に、最近の安い賃貸アパートやマンションは、雨戸自体が無いですよね(苦笑) あれぁ台風を知らない関東の小金持ちオーナーが、費用をケチって取り付けないのでしょうか。
確かに強風によって窓ガラスが割れる事は無いかもしれませんが、周囲の瓦や看板などが飛んできて窓ガラスが割れる事は、充分に有り得るんですよ。
そうして暴風雨のさなか、窓ガラスが割れてしまったらどうするつもりなのでしょうか。雨と強風で、室内は大惨事ですわな。
雨戸って、そういう悲惨な事態を極力防ぐために閉めるべきなのです。
で、ここからが本題なのですが、自治体にしろマスコミにしろ、警戒呼びかけのアナウンスがバカ臭いんですよ(^^;
「充分な警戒が必要です」
……ぐらいの事しか言わない。
それできっちり責任を果たしているつもりなのでしょうか。
ここ半月ばかし、幸田は妙に東日本大震災が気になり、当時の災害動画を見直しています。
あの時は、ちゃんと高台に逃げた人々が、結構亡くなっているんですよね。
で、よく動画を視ていると、ある事に気付きます。即ち自治体が、
「現在大津波警報が発令されております。直ちに避難して下さい」
だとか、
「先程○○地域で6mの津波が観測されました。沿岸住民や海岸付近にいる人は、直ちに高台へ逃げて下さい」
と繰り返しアナウンスするのみ……なのです。
皆さん、津波に詳しいですか?
少なくとも、幸田は全く知りません。
スマトラの大津波動画はいくつか視ましたが、結論としてあれでは津波の何たるかは判りませんね。どういうわけか、大概、海岸線付近がざんぶと大波を被ったところでおしまいですから。それこそ台風の高波との違いが、よく判りません。
しかし東日本大震災の動画を幾つも視ていると、家屋等が流されている様子からかなりの速度だと判ります。皆さんは陸上や川を遡上する津波が、時速どの位のスピードなのかご存知でしょうか。
幸田は今回改めて調べてみまして、判明しました。海上だと、過去の観測で770km/hという記録があるそうです。F1マシンの2倍以上ですな(滝汗)
ですから陸上でも、まだまだ大変な勢いです。100km/hオーバーの速度で、家屋が川を遡上し流されています。
ですから東日本大震災当時も、大地震発生と同時に、
「これは津波が来るぞ。高台へ逃げろ」
と即座に行動開始した人がいた一方で、海岸真横の自宅で悠々と迫りくる津波の映像を取り続け、突然周囲を水に囲まれ慌て出す――避難間に合わず――という人がいました。
というわけで幸田は何を言いたいのかと申しますと、
「自治体やマスコミは、市民や視聴者がその災害に対する知識を持たない事を前提として、より具体的な指示を出すべきだ」
というわけですよ。
せめて、
「6mの津波は、陸上を海抜○○mより上まで遡上することがあります。なので少なくとも海抜××m以上の高台に避難して下さい」
だとか、
「津波は陸上でも100km/hオーバーの速度です。ですから津波が見えてから慌てて逃げても、絶対に間に合いません。速やかに避難を開始して下さい」
といった程度のアナウンスが必要だったのではないでしょうか。
少なくともその程度の、気の利いたアナウンスが出来ていれば、さらに何割かの被害を防げたのではないか……と動画を眺めつつ感じるのです。
防災課を名乗って日頃給料を得ているんですから、その位出来て当然ですよね。
昔の人々は先祖代々、同じ地域に住み続けました。
ですから代々、その地域特有の災害について、知識が継承されました。台風の多い西日本は、誰もが台風前の支度について、当然のように熟知していました。
武田先生が動画内で語っているように、子は親の台風支度を見て育ちました。
東日本大震災被災域の人々は、代々津波に関する知識がありました。
海で大地震が起これば、津波が発生する。直ちに避難しないと危ない……と。また過去の大津波において、どの高さまで水を被ったか、どの高台に逃げた者は助かった……等という事も知っていました。
これこそ「歴史を学ぶ」「歴史に学ぶ」ということです。
しかし現代人は、歴史を学ばないし歴史に学ばない。また引っ越しの機会も大幅に増え、その地域特有の災害について、何も知らない人も多いわけです。
それを踏まえた上で、自治体は地域住民に対し警鐘を鳴らすべきなのではないでしょうか。マスコミもそこを的確に伝えるべきなのではないでしょうか。
アメ横で台風に備え、陳列棚を板で覆って縄で結わえ付けている店主に、テレビの女性レポーターがひと言。
「何の作業ですか、それ?」
アホか!!(呆) そんなシーン、要らんわ!!(怒)